画像を合成する
2枚の画像を合成して1枚の画像にすることができます。また、合成した画像に、新たに別の画像を続けて合成することもできます。なお、合成画像は別画像として保存されるため、オリジナル画像はそのまま残ります。
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メイン画面から背景画像を選ぶ
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編集画面、セレクト編集画面、[コレクション]画面から背景画像を選ぶこともできます。
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メニューの[ツール] → [多重合成ツールを起動]を選ぶ
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多重合成ツール画面が表示されます。
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合成する画像を選ぶ
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[合成する画像]のサムネイル表示に、選択した画像が表示されます。
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合成結果プレビュー表示に、背景画像と合成する画像が、合成された状態でプレビュー表示されます。
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合成できる画像は、次のとおりです。
メイン画面([フォルダ]画面)、編集画面で背景画像を選択時:背景画像と同じフォルダ内の画像
[コレクション]画面で背景画像を選択時:[コレクション]画面内にある画像
セレクト編集画面で背景画像を選択時:サムネイル表示エリアに表示されている画像 -
異なるサイズの画像を合成することができます。
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合成方法を選ぶ
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[合成方法]リストボックスから、合成方法を選びます。
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合成結果プレビュー表示に選択された合成方法が反映されます。
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合成方法は、加算、加算平均、加重平均、比較(明)、比較(暗)の5種類から選択することができます。各合成方法の内容については、合成方法についてをご確認ください。
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[加重平均]を選択したときは、合成する画像の明るさの割合を設定することができます。明るさの割合の設定は[合成方法]リストボックスの下にある[ウェイト]スライダー、または数値の直接入力で行います。
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[100%表示]ボタンを押すと、100%(ピクセル等倍)の拡大表示になります。
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位置合わせを行う
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初期設定では、背景画像と[合成する画像]の中心合わせが行われた状態で表示されます。
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[RAWで合成する]必要に応じて、[RAWで合成する]チェックボックスにチェックする。
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[名前を付けて保存]ボタンを押す
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[名前を付けて保存]ボタンを押すと、[変換して保存]画面が表示されます。必要な設定を行い[保存]ボタンを押します。
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[続けて合成]ボタンを押すと、画像が合成されて新たな背景画像となり、別画像を続けて合成することができます。
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終了するときは[閉じる]ボタンを押します。
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対応画像は、DPPが対応しているすべての種類の画像ですが、画像サイズが6666 × 4444 画素を超える画像は対象外となります。
合成した画像の色空間は、背景画像の色空間を引き継ぎます。
合成した画像に画像情報は付加されません。
[RAWで合成する]は、次の条件の時に設定することができます。背景画像と合成する画像が共にRAW画像で、さらに下記の条件をすべて満たしているとき。
撮影機種が同じとき
撮影時のISO感度設定が同じとき
撮影時の高輝度階調優先の設定が同じとき
画像サイズ(元サイズ)が同じとき[RAWで合成する]に設定して合成した画像は、次の機能が使用できません。
オートライティングオプティマイザ
ピクチャースタイルオート(自動的にスタンダードに設定されます。)
トリミングの比率の[円形]を選択
多重合成ツール画面
[100%表示] | 100%表示 |
[合成する画像] | 合成する画像を選択 |
[合成方法] | 合成方法を選択 |
[RAW で合成する] | RAW で合成を行う |
[ウェイト] | ウェイトスライダー |
[位置合わせ] | 位置合わせ操作部 |
[続けて合成] | 合成を続ける |
合成方法について
加算
撮影した画像の明るさを加算して重ね合わせます。
加算平均
[重ねる枚数]に応じて自動的に明るさのマイナス補正を行いながら、画像を重ね合わせます。1枚ごとに露光量を変えたいときは[加重平均]を選びます。
加重平均
重ね合わせる画像に対して明るさの割合を設定する合成方法です。
比較(明)
ベースになる画像と重ね合わせる画像を比較して、明るい部分だけを合成します。
比較(暗)
ベースになる画像と重ね合わせる画像を比較して、暗い部分だけを合成します。