画像を効率よくチェック/分類する
メイン画面で一覧表示されている画像を大きく表示して、写り具合を効率よくチェックすることができます。 また、チェックマークをつけて画像を5グループに分類することができます。
クイックチェック画面で画像を確認する
クイックチェック画面で画像を分類する
メイン画面で画像を分類する
メイン画面の画像を並べ替える
RAW画像とJPEG画像を1枚の画像として表示する
メイン画面の画像を鮮明にする
画像情報を確認する
クイックチェック画面で画像を確認する
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クイックチェック画面を表示する
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[クイックチェック]ボタンを押します。
クイックチェック画面が表示されます。
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[次へ]または[前へ]ボタンを押して、チェックする画像を切り換える
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メイン画面に表示されたすべての画像をクイックチェック画面でチェックすることができます。
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拡大したい箇所をダブルクリックする
ダブルクリックした箇所を中心に、拡大表示(50%表示)になります。
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表示位置を変えるときは、画像をドラッグします。
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再度ダブルクリックすると全体表示に戻ります。
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終了するときは、[OK]ボタンを押します。
[AF フレーム]をチェックすると、撮影時にカメラで選択したAF フレームを表示することができます。ただし、画像サイズを変更の上、変換して保存した画像や、カメラ本体でのRAW現像処理時に歪曲補正、色収差補正の設定を行った画像、合成した画像、HDR(ハイダイナミックレンジ)生成画像では、AFフレームは表示されません。
クイックチェック画面
チェックマーク表示 | |
レーティングマーク表示 | |
[50%表示] | 50%表示/100%表示(偽色緩和なし)/全体表示*1 |
[全画面表示] | 画像を全画面表示します。*2 |
[チェックマーク] |
チェックマーク |
[解除] | チェックマークを解除します。 |
[レーティング] |
レーティング |
[除外] | レーティング(除外) |
[前へ] | 表示画像を切り換えます。 |
[次へ] | |
[AFフレーム] | AFフレームを表示します。 |
[画像情報] | 画像情報画面を表示します。 |
[左回転] | 画像を回転(90度単位)します。 |
[右回転] | |
[OK] | クイックチェック画面を終了します。 |
*1メニューの[ツール] → [環境設定]を選び、[表示設定]タブ画面の[クイックチェックツールの表示]で50%表示/100%表示(偽色緩和なし)を選ぶことができます。 なお、拡大表示のときは、ドラッグ操作で表示位置を移動することができます。
*2通常表示に戻すときは、<Esc>キーを押します。
- 画像を選んでチェックしたいときは
- メイン画面に表示された画像から、任意に複数の画像を選んで手順1の操作を行うと、選んだ画像だけをクイックチェック画面でチェックすることができます。
- キーボードの操作で画像を切り換える
- < → >キーまたは< ← >キーを押して、表示する画像を切り換えることもできます。
- キーボードの操作で画面を切り換える
- <Alt> + <Enter>キーを押して、全画面表示/通常画面表示を切り換えることもできます。
- メニューで操作する
- 画像上でマウスの右ボタンをクリックして表示されるメニューでも、各種の操作を行うことができます。
拡大表示にしたときの拡大率は、100%(ピクセル等倍)の半分(50%)です。
拡大表示にしたときの拡大率を、100%に変えることができます。 (表示設定)
クイックチェック画面で画像を分類する
被写体やテーマごとにチェックマークを付けたり、レーティング([ ]マークで表示)を設定して、画像を分類することができます。
チェックマークをつける
チェックマークを付けたい画像を表示し、[ ]〜[ ]のいずれかをクリックする
選んだチェックマークが画面左上に表示されます。
チェックマークを外すときは、[解除]ボタンを押します。
DPPVer3.8以前のバージョンで画像に付けたチェックマークは、そのままの値が引き継がれます。
メイン画面の画像上で、マウスの右ボタンを押して表示されるメニューでも、チェックマークを付けることができます。
レーティング設定をする
レーティングを設定したい画像を表示し、いずれかの[ ]をクリックする
[ ]をクリックすると[ ]に変わります。
レーティングが設定され、選んだ[ ]に対応したアイコンが画面左上に表示されます。
[除外]を設定するときは、[除外]ボタンを押します。再度[除外]ボタンを押すと解除されます。
レーティング設定を解除するときは、画面右側にある、設定したときと同じ位置の[ ]をクリックします。
メイン画面の画像上で、マウスの右ボタンを押して表示されるメニューでも、レーティング設定([除外]の設定を含む)を行うことができます。
メイン画面で画像を分類する
メイン画面でも、被写体やテーマごとにチェックマークを付けたり、レーティング([ ]マークで表示)を設定して、画像を分類することができます。
メイン画面でチェックマークをつける
チェックマークを付けたい画像を選び、ツールバーの[ ]〜[ ]のいずれかをクリックする
選んだチェックマークが画像枠の左上に表示されます。
チェックマークを外すときは、ツールバーのチェックマークを再度クリックします。
メイン画面でレーティング設定をする
レーティングを設定したい画像を選び、ツールバーにあるいずれかの[ ]をクリックする
[ ]をクリックすると[ ]に変わります。
レーティングが設定され、選んだ[ ]に対応したアイコンが、画像枠に表示されます。
レーティング設定を解除するときは、ツールバーにある、設定したときと同じ位置の[ ]をクリックします。
ツールバーでは、[除外]の設定を行うことができません。[除外]の設定は、メニューの[ラベル]か、[クイックチェック]画面で行ってください。
<Ctrl>キーを押したまま画像をクリックします。 また、連続した複数の画像を選ぶときは、最初の画像をクリックし、<Shift>キーを押したまま最後の画像をクリックします。
サムネイル画像の大きさを小に設定すると多くの画像を表示できますが、その状態でメニューの[表示]→[レーティング]を選んでチェックを外すと、画像枠からレーティング表示部分がなくなり、より多くのサムネイル画像をメイン画面に表示することができます。
メニューの[ラベル]でも、チェックマークを付けたりレーティング設定を行うことができます。
メニューの[編集]→[チェックマーク]または[レーティング]→ 画像の選択条件を選ぶと、チェックマークを付けた画像やレーティング設定された画像を、条件を絞って選ぶことができます。
DPPで設定したレーティングは、他の付属ソフトやEOS-1D X、EOS-1D C、EOS 5D Mark III、EOS 6D、EOS 7D(ファームウェアVer.2.0.0以上)、EOS 70D、EOS 60D、EOS Kiss X7i、EOS Kiss X7、EOS Kiss X6i、EOS Kiss X5、EOS Kiss X50、EOS M2、EOS Mカメラ本体でも、表示や設定変更を行うことができます。
(1) EOS Utility Ver.2.9以降:
DPPで設定したレーティングをビューワー画面の画像サムネイル上に表示します。ただし[除外]は表示されません。また、レーティングの設定変更をすることはできません。
(2) EOS-1D X、EOS-1D C、EOS 5D Mark III、EOS 6D、EOS 7D(ファームウェアVer.2.0.0以上)、EOS 70D、EOS 60D、EOS Kiss X7i、EOS Kiss X7、EOS Kiss X6i、EOS Kiss X5、EOS Kiss X50、EOS M2、EOS Mカメラ本体:
DPPで設定したレーティングが再生画面に表示されます。レーティングの設定変更も可能ですが、[除外]については、表示も設定変更もすることができません。EOS-1D X、EOS-1D C、EOS 5D Mark III、EOS 6D、EOS 7D(ファームウェアVer.2.0.0以上)、EOS 70D、EOS 60D、EOS Kiss X7i、EOS Kiss X7、EOS Kiss X6i、EOS Kiss X5、EOS Kiss X50、EOS M2、EOS Mカメラ本体で静止画に設定したレーティングは、DPP上で表示や設定変更を行うことができます。
メイン画面の画像を並べ替える
画像に付けたチェックマークの種類や、撮影日時順に画像を並べ替えたり、画像を1枚ずつ移動して自由に並べ替えることができます。
種類別に並べ替える
メニューの[表示] → [整列] → 目的の項目を選ぶ。
選んだ項目順に画像が並び替わります。
[レーティング:昇順] | レーティングの[ ]が少ない順に並びます。 |
[レーティング:降順] | レーティングの[ ]が多い順に並びます。 |
[ファイル名] | ファイル名が0〜9 → a〜zの順に並びます。 |
[撮影日時] | 撮影日時の早い順に並びます。 |
[RAW優先] | RAW画像 → JPEG画像 → TIFF画像の順に並びます。 |
[チェックマーク1]〜[チェックマーク5] | チェックマークの付いた画像が優先され、番号順に並びます。 |
1〜5のチェックマークを設定したときの並び順は以下のようになります。
1を選ぶと 1 → 2 → 3 → 4 → 5
2を選ぶと 2 → 3 → 4 → 5 → 1
3を選ぶと 3 → 4 → 5 → 1 → 2
4を選ぶと 4 → 5 → 1 → 2 → 3
5を選ぶと 5 → 1 → 2 → 3 → 4
自由に並べ替える
画像をドラッグして移動先で放す
放した箇所に画像が移動します。
複数の画像を選んで、移動することもできます。
DPPを終了したり、フォルダエリアで別のフォルダを選ぶまで、並べ替えた画像の並び順は保持されます。
メニューの[表示] → [整列] → [ファイル名]を選ぶと、並べ替える前の並び順に戻ります。
DPPを終了したり、フォルダエリアで別のフォルダを選んだときでも、並べ替えた画像の並び順を保持することができます。
RAW画像とJPEG画像を1枚の画像として表示する
同時撮影したRAW画像とJPEG画像を1枚の画像として表示し、取り扱うことができます。 特にメイン画面上の表示画像数を半分にすることができ、同時撮影した大量画像を効率よくチェックすることができます。
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メニューの[ツール] → [環境設定]を選ぶ
[表示設定]タブを選んで、[CR2とJPEGが同名の時にはCR2のみ表示]をチェックする
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メイン画面の表示が更新されて、同時撮影されたRAW画像とJPEG画像が[ ]マークの付いた1枚の画像として表示されます。
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1枚表示にできるのは、拡張子が「.CR2」のRAW画像とJPEG画像が同時撮影されるカメラの画像です。 RAW画像の拡張子が「.CRW」や「.TIF」で撮影されるカメラで同時撮影した画像は、1枚表示になりません。
- 表示される画像
- すべての画面でRAW画像が表示されます。
- 編集される画像
- DPPの各種機能(ツールパレットなど)で調整した内容は、RAW画像にのみ適用されます。 ただし、下記の機能を使ったときは、RAW画像とJPEG画像の両画像が適用の対象となります。
(1) 画像の削除
(2) 画像の移動またはコピー
(3) チェックマーク
(4) レーティング
(5) 画像の回転(メイン画面、 セレクト編集画面、 クイックチェック画面)
(6) 画像にサムネイルを付加して保存 - [コレクション]画面に追加される画像
- 1枚表示されたRAW画像とJPEG画像を[コレクション]画面に追加すると、[ ]マークの付いた1枚の画像が表示されますが、実際には、RAW画像とJPEG画像が個別に追加されているため、[コレクション]タブには、2枚分の画像枚数が表示されます。
メイン画面の画像を鮮明にする
メイン画面用のサムネイル画像を作り直して、各画像に保存します。 メイン画面の画像が鮮明になり、画像の表示速度も向上します。
すべての画像を選び、メニューの[ファイル] → [画像にサムネイルを付加して保存]を選ぶ
JPEG画像、TIFF画像、いずれの画像でも鮮明度は向上します。 また、サムネイル画像の大きさにかかわらず鮮明度は向上しますが、[サムネイル中]や[サムネイル小]を選んだときよりも、表示サイズの大きい[サムネイル大]を選ぶと、画像がもっとも鮮明に表示されます。
大量の画像を選んだときは、処理に時間がかかることがあります。
画像情報を確認する
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画像情報を見たい画像を選ぶ
[画像情報]ボタンを押す
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画像情報画面が表示されます。
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タブを選んで情報を確認する
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[撮影情報]タブ画面には、撮影情報が表示され、[付帯情報]タブ画面には、撮影後、画像に付加されたIPTC*情報が表示されます。IPTC* 情報は、キャプションやクレジット、撮影場所などのコメント情報で、[付帯情報]タブのリストボックスから、[説明]、[IPTC 連絡先]、[IPTC イメージ]、[IPTC コンテンツ]、[IPTC ステータス]の5項目に分類された情報を選んで表示することができます。なお、IPTC* 情報の付加は、Photoshop(CS3以降)を用いてJPEG/TIFF画像にのみ付加することが可能です。
* International Press Telecommunications Council:国際新聞通信委員会 -
[撮影情報]タブ画面に表示される内容は機種によって異なります。
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- 表示の切り換え
- 画像情報画面を表示している状態で、メイン画面に表示されている別の画像を選ぶと、選んだ画像の画像情報に表示が切り換わります。
- 情報付きサムネイルとの使いわけ
- 画像情報画面には、画像ごとの詳細な撮影情報が表示されます。 ただし、主要な撮影情報だけを確認したいときは、メニューの[表示] → [情報付きサムネイル]で各画像の撮影情報を確認することもできます。