LabVIEW Real-Timeモジュールで起動する

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LabVIEW Real-Timeモジュールで起動する

LabVIEW Real-Timeモジュールでの起動方法は、ご使用のシステムのモードとタイプによって決まります。

起動モード

以下の表は、LabVIEW Real-Timeの起動に使用するモードを示します。

起動モード説明
通常起動モード このモードで起動すると、RTターゲットが完全に機能します。これはデフォルトの起動モードです。
IPリセット このモードで起動すると、すべてのIP構成情報だけでなくシステム構成のパスワードも消去されます。IPリセットは、誤って構成されたIPアドレスや忘れたパスワードを回復するのに使用できます。
スタートアップアプリケーションを無効にする このモードで起動すると、LabVIEWスタートアップアプリケーションが存在する場合にそれがRTターゲット上で実行されるのを回避することができます。スタートアップアプリケーションを無効にするモードを使用して、CPUに代わるスタートアップアプリケーションから回復し、ターゲットへの接続を回避することができます。
セーフモード このモードで起動すると、RTターゲット上の通常のブートプログラムをバイパスします。その代わりに、RTターゲットの構成の更新とソフトウェアのインストールに必要不可欠なサービスのみを起動します。セーフモードは、破損したソフトウェアをバイパスするため、RTターゲットにあるソフトウェアが破損している場合に使用すると便利です。MAXを使用してソフトウェアを再インストールすることができます。
アンインストールモード このモードで起動すると、LabVIEW Real-Time関連のソフトウェアがRTターゲットから削除されます。アンインストールモードでは破損したソフトウェアが削除されるため、RTターゲット上のソフトウェアが破損した場合にはこのモードを使用します。ソフトウェアは、MAXを使用して再インストールすることができます。このモードはフロッピードライブがあるRTターゲットのみに使用できます。

システムのタイプ

LabVIEW Real-TimeでRTターゲットを起動する方法は、ご使用のRTターゲットのタイプによって決まります。

LabVIEW Real-Timeモジュールで起動する一般的な方法には、フロッピーディスクの使用、USBドライブの使用、DIPスイッチの使用、BIOSでのセーブモード起動オプションがあります。ご使用のシステムをLabVIEW Real-Timeモジュールで起動する方法の詳細については、ご使用のハードウェアのドキュメントを参照してください。システムが対応している場合、ユーティリティディスクおよびUSBドライブの作成に関する詳細については、RTディスクユーティリティおよびデスクトップPCユーティリティUSBドライブの各トピックを参照してください。