IPアドレスを割り当てる

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IPアドレスを割り当てる

リモートシステムの接続は、リモートシステムとホストコンピュータをローカルエリアネットワークに接続するか、CAT-5クロスケーブルを使用してリモートシステムを直接ホストコンピュータに接続します。いずれの方法でも、リモートシステムに指定されたIPアドレスが必要になります。自動的にIPアドレスを取得するか、または手動でIPアドレスを指定できます。

FieldPoint FP-160x RTターゲットなどの一部のターゲットは、自動のIPアドレス割り当てをサポートしていないため、スタティックIPアドレスを指定する必要があります。リモートシステムがネットワークに接続されていない場合や直接接続する場合にも、IPアドレスを指定する必要がある可能性があります。IPアドレスの指定については、スタティックIPアドレスを指定するを参照してください。

リモートシステムがDHCPサーバのあるネットワークに存在する場合、DHCPサーバから自動的にIPアドレスを取得することも可能です。DHCPサーバはターゲットが起動するたびに、IPアドレスをターゲットに割り当てます。IPアドレスを自動的に取得オプションを選択する場合は、サブネットマスクなど、他の情報を指定する必要はありません。ネットワークにDHCPサーバがあるかどうか不明な場合、ネットワーク管理者に確認してください。自動的にIPアドレスを取得するには、IPアドレスを自動的に取得を選択して、適用をクリックします。変更を反映するには、リモートシステムを再起動する必要があります。

すべてのDHCPサーバが同じ方法で実行されているわけではありません。したがって、DHCPサーバの中にはLabVIEW Real-Timeモジュールと互換性がないものがある可能性もあります。IPアドレスを自動的に取得を選択してRTターゲットを再起動した後、LabVIEW Real-TimeはDHCPサーバからIPアドレスを取得しようとします。この操作に失敗すると、LabVIEW Real-Timeは自働的にRTターゲットを再起動し、ターゲットでこの機能をサポートしている場合、自動プライベートIPアドレス(169.254.x.x)を割り当てようとします。自動プライベートIPアドレスは、ローカルネットワークのみで使用することを目的としたネットワークアドレスです。3回失敗すると、LabVIEW Real-TimeはIPアドレス0.0.0.0のデフォルト構成を返します。この場合、ネットワークパラメータを明示的に指定する必要があります。

さらに、DHCPサーバを使用すると、ターゲットを再起動するたびに、サーバはIPアドレスをリモートシステムに割り当てます。新しいIPアドレスは、以前に指定されたアドレスとは異なる可能性があります。DHCPサーバを使用してIPアドレスをRTターゲットに割り当てる場合、ターゲットにLabVIEW Real-Timeを対象とするたびに、MAXを使用してIPアドレスを確認する必要があります。IPアドレスを毎回確認することを回避するには、DHCPサーバを使用しないでスタティックIPアドレスをターゲットに指定します。