SAVとRSTコマンドに関する参考

Visual LANSA

SAVとRSTコマンドに関する参考


SAVとRSTコマンドは、セーブファイルのオブジェクトの保管と復元に必要になります(SAVOBJとRSTOBJコマンドは、IBM i のライブラリにあるセーブ・オブジェクトに対して使用するもので、IFSオブジェクトに対しては使用できません)。

次の例を検討してみましょう。

·         SAVは、イメージフォルダとプライベートフォルダVLF_Private_Developmentから必要な大量のファイルを保管します。

·         セーブファイルは、ディレクトリRAMP_Newlookにある全てのRAMP-NLで配布されるcabファイルも含んでいます。

·         ターゲットとなるセーブファイルはIFSSaveと呼ばれます。

以下のサンプルで自分専用のSAVコマンドを作成することもできますが、コマンドにはパス、作成したセーブファイルの名前、サイトに必要な全てのファイルが含まれ、パスについて正しいものであることを確認してください。

コマンドラインから入力したい場合は、CALL QCMDを実行してください。QCMDでF11を押すことで、SAVコマンドで多くのオブジェクトを入力するスペースを得ることができます。

SAV DEV('/QSYS.lib/QGPL.lib/B01_IFS.file')

OBJ(('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_FLA_*.js')

('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VF_*.*')

('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Development/VF_*.*')

('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Development/FP_*.*')

('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Development/UF_*.*')

('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Development/RAMP_NewLook/*'))

必要な全てのオブジェクトを指定するスペースが無い場合、1つ以上のセーブファイルを作成してください。例えば、1つはイメージフォルダのオブジェクトのセーブファイル、もう1つはプライベート作業フォルダのオブジェクトのセーブファイルを作成することができます。

セーブファイルをDSPSAVFコマンドを使ってチェックしてください(ディレクトリの中で最終的にファイルに到達するまでEnterを押してオブジェクトを表示してください)。

IFSSaveで保管されたオブジェクトを他のIFSディレクトリの復元するためには、保管したディレクトリ毎に3つのRSTコマンドを使う必要があります。RSTコマンドを実行する時に、ターゲットとなるディレクトリは予め存在している必要があることに注意してください。

以下のRSTコマンドはターゲット・システムに、イメージが保管されたディレクトリと同じ名前のディレクトリに復元します。

RST DEV('/qsys.lib/vlfpgmlib.lib/B01_IFS.file') OBJ(('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images'))

以下のRSTコマンドはターゲット・システム上のVLF_Private_Productionというフォルダに、VLF_Private_Developmentとして保管されたオブジェクトを復元します。

RST DEV('/qsys.lib/vlfpgmlib.lib/B01_IFS.file') OBJ(('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Development' *INCLUDE '/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Production'))

以下のRSTコマンドはターゲット・システムに、フォルダRAMP_Newlookを復元します。

RST DEV('/qsys.lib/vlfpgmlib.lib/B01_IFS.file')

OBJ(('/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Development/RAMP_NewLook' *INCLUDE '/LANSA_vlfpgmlib/webserver/images/VLF_Private_Production/RAMP_NewLook'))

以下のSAVコマンドは、axes/ts/screensフォルダーおよびプライベート作業定義サブフォルダー内にあるscreens.jsnという名前のファイルを全てライブラリQGPL内のRAMPTSFという名前のセーブ・ファイルに保存します。

SAV DEV('/qsys.lib/qgpl.lib/RAMPTSF.file') OBJ(('/axes/ts/screens/')) PATTERN(('screens.jsn'))