透明性と不透明性

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透明性と不透明性


DirectX レンダリングは透明性と不透明性を導入しました。省略値では、DirectX では特定のスタイルが適用されていない限り、全てのパネルやラベルが透明だと考えられます。この新しい見た目により、問題が発生する場合があります。

以下は、住所詳細と社員詳細の間を切り替えるシンプルなフォームです。ボタンをクリックすると、住所の詳細が使用可能になり、前面に表示されます。


このフォームのコードは、このドキュメントの「サンプルソース」のセクションで確認することができます。

しかし、DirectX レンダリングを使用した場合、結果は少々異なります。



住所のパネルと詳細のパネルの DisplayPosition に関係なく、両方とも表示されています。

この省略値は複雑なレイヤー構造のフォームを構築し、その上で透かし画像やそれに適用された背景を見えるようにしたいということから始まっています。それらが不透明だった場合には、全てのパネルとラベルを確認して、透明性のスタイルを適用しなくてはならなくなるからです。

この状況の簡単な回避方法は、アクティブでないパネルを Enabled(False) ではなく、Visible(False) に設定することです。