NI-VISAの使用とNI-VXI APIの使用
ナショナルインスツルメンツでは、VXI/VMEアプリケーションの開発には、NI-VXI APよりもNI-VISAをご使用になることをお勧めします。これらのAPIは両方とも、VXI計測器でのメッセージベースの通信、VXIバックプレーン上での高レベルおよび低レベルの通信、ブロック転送、および非同期のイベントの処理を行うことができます。ただし、NI-VXI(ナショナルインスツルメンツのコントローラに同梱されるソフトウェアパッケージ。Measurement & Automation ExplorerおよびResmanなどのユーティリティも含まれます)は、NI-VISAを通して使用するために最適化されています。
GPIBまたはシリアル計測器を使用する場合、あるいはVXI計測器がGPIB-VXI/C経由で接続されている場合、APIがインタフェース依存でないため、NI-VISAを使用することが多くなります。メッセージをGPIB計測器に送信する呼び出しは、メッセージをVXI計測器に送信するのに使用する呼び出しと同じです。NI-VISAも非同期I/Oオペレーションをサポートしますが、NI-VXI APIはサポートしません。
NI-VXI APIは、NI-VISAがサポートしない特定のレガシー計測器および動作をサポートします。RORAインタラプタやバスエラーの非同期通知等がこの例になります(VISAは高レベルのバスアクセス関数からのバスのエラーをリポートすることに注意してください)。
同じプログラムで両方のインタフェースを使用することができますが、両方のAPIの機能が必要でない限りこの方法は推奨できません。両方の言語で非同期イベントを処理しないでください。VXIインタラプタまたはトリガ等の非同期イベントを処理する必要がある場合、APIを1つ選び、すべての非同期オペレーションに使用してください。