NI-VISAの使用とHP/Agilent VISAの使用

NI-VISAとHP/Agilent VISAのどちらを使用するかは、GPIBおよびVXIコントローラの製造元によって決まります。NI-VISAおよびHP/Agilent VISAの違いは、ハードウェアに対するインタフェースです。ナショナルインスツルメンツのVXIおよびGPIBコントローラを使用する場合は、NI-VISAをご使用ください。HP/Agilent VISAでは、たとえば外部コントローラ等のナショナルインスツルメンツのボードとの通信ができません。逆に、HP GPIBやVXIコントローラを使用する場合は、HP/Agilent VISAをご使用ください。GPIBコントローラボードと製造元が異なるVXIコントローラをVISAといっしょに使用することはできません。ただし、HP/Agilent VISAのAPIとNI-VISAのAPIは同一で、プログラミング時に書くコードも両者で相違はありません。

ナショナルインスツルメンツとヒューレット・パッカードのGPIB-VXIコントローラは、VISAのどちらのインプリメンテーションでも使用することができます。システムでGPIB-VXIを使用する場合、GPIBコントローラボードの製造元がどの会社かで、どちらのVISAを使用すべきかが決まります。