テストパネル

NI-CAN Measurement & Automation Explorer

テストパネル

テストパネルを使用して、テスト用にチャンネルデータの読み書きを行うことができます。

テストパネルを開始するには、MAXでチャンネルを右クリックして、メニューからテストパネルを選択します。

インタフェース

インタフェースを使用して、チャンネルの読み書き操作に使用するCANインタフェースを指定します。インタフェースを変更するには、停止ボタンを使用してテストパネルを停止する必要があります。

USB-847x CANおよびLINインタフェースでチャンネルデータの直接的な読み書きはサポートされていません。また、これらのインタフェースはテストパネルからアクセスできません。CANアプリケーションがチャンネルアクセスを必要とする場合、『NI-CAN Hardware and Software Manual』のChapter 6「Using the Channel API」の「Frame to Channel Conversion」セクションを参照してください。

監視のみ

このチェックボックスは、シリーズ2ハードウェアの読み取りタブ内のみで利用できます。チェックマークがオンの場合、インタフェースはパッシブ通信モードでフレームを受信し、受信通知を送信しません。

読み取りタブ

テストパネルはメッセージに割り当てられたインタフェースを使用して、読み取りモードで開始されます。デフォルトのサンプルレートは1000Hzです。停止ボタンをクリックして読み取りを停止した後、サンプルレートは変更できます。

サンプルレート

サンプルレートは、CANデータが波形にコピーされるレートを指定します。各サンプルの値は、そのときチャンネルで受信された最新の値に設定されます。

メモ  チャンネルにデータが受信されなかった場合、チャンネルプロパティで指定したデフォルト値がチャンネルに対して表示されます。このような場合、古いデータの警告を示すように(エラーコード0x3FF62009)、エラーは黄色で表示されます。これは、新しく表示されたデータに最新情報が含まれていないことを示します。

スケール

チャートは、固定スケールまたは自動スケールモードに設定することができます。固定スケールモードでは、チャンネルプロパティで設定した最大値と最小値が使用されます。最大値および最小値が変更されない場合、テストパネルではデフォルト範囲(0〜10)が使用されます。自動スケールモードでは、実行中にチャートの表示が最適化されるようにチャート範囲が調整されます。

エラーインディケータ

エラーが検出されなかった場合、エラーインディケータは灰色で表示されます。黄色の表示は、警告を表します。警告は、読み書き操作を停止しません。赤の表示はエラーを表し、読み書き操作が停止されます。警告やエラーの詳細については、インディケータ下の詳細ボタンをクリックしてください。

書き込みタブ

書き込みモードを変更するには、チャート表示上のタブをクリックします。この操作は、読み取り操作を停止した場合のみ使用できます。ポインタスライドを使用して、チャンネルに書き込まれる値を設定することができます。ブール値(メッセージの1ビットを使用)では、スライドの代わりにスイッチが使用されます。

メッセージの他のチャンネルでは、チャンネルプロパティダイアログボックスで設定されたデフォルト値が書き込まれます。

CANメッセージは、パネルの左側で設定されたサンプルレートで書き込まれます。0のサンプルレートが選択された場合は、送信ボタンをクリックすることでフレームが送信されます。これはデフォルトの設定です。0でないサンプルレートでは、フレームは周期的に送信され、送信ボタンは非表示になります。サンプルレートが大きすぎる場合(ボーレート、メッセージサイズ、およびバストラフィックにより)、サンプルレートまたは継続時間が大きすぎる、または小さすぎることを示すエラー0xBFF62102が表示されます。