メッセージプロパティダイアログボックス

NI-CAN Measurement & Automation Explorer

メッセージプロパティダイアログボックス

メッセージを作成するには、データ設定CANチャンネルを右クリックしてメッセージを作成を選択します。以下のセクションの情報を使用して、メッセージの各プロパティを構成します。複数のメッセージのプロパティを一度に変更する詳細については、複数メッセージまたはチャンネルのプロパティを変更するを参照してください。

名前

メッセージの名前には、最大64文字まで含めることがきます。メッセージの名前は、MAXで固有でなければなりません。メッセージ名に、コロン(:)、ピリオド(.)、またはカンマ(,)を含めないでください。

アービトレーションID

アービトレーションIDは、CANメッセージの識別子です。標準形式には11ビット、拡張形式には29ビットが含まれます。CANチャンネルを右クリックしてオプションを選択することにより、16進表記または10進表記でアービトレーションIDを表示できます。16進表記モードでは、0xの接頭辞が表示されますが、IDの前にこの接頭辞を入力する必要はありません。

J1939

J1939ボタンは、拡張フレーム形式を選択した場合のみ使用できます。MAXでは、J1939規格適合の拡張CAN IDを編集するダイアログが用意されています。

データバイト

メッセージ内のデータバイト数です。1から8データバイトを1つのメッセージに含めることができます。

インタフェース

このメッセージに使用されるデフォルトのインタフェースです。「Channel API Initialize」関数にインタフェースがない場合、このデフォルトのインタフェースが使用されます。MAXでインタフェースが指定なしの場合、インタフェースがまだ割り当てられていない、また、「Initialize」関数にインタフェースを指定する必要があることを意味します。

メッセージチャンネル

メッセージチャンネルリストには、このメッセージに関連付けられたチャンネル名のすべてが含まれます。追加ボタンをクリックしてメッセージにチャンネルを追加したり、編集ボタンをクリックして既存チャンネルのプロパティを変更することができます。

メモ  メッセージを作成メニューを使用してメッセージを作成している場合、メッセージはまだ存在していないので、追加ボタンを使用してメッセージにチャンネルは追加できません。メッセージがいったん作成されたら、メッセージを右クリックしてプロパティを選択し、追加オプションを使用して希望のチャンネルを追加することができます。

メッセージ概要

メッセージ概要ウィンドウには、含まれるチャンネルすべてとメッセージがグラフィカルに表示されます。垂直軸は、最初のバイトが0で始まるバイト数を示します。水平軸は、バイトの最下位ビットが0で始まるバイトのビット数を示します。メッセージで利用できないバイトは淡色表示されます。

チャンネルは、メッセージの有効なビットのどれからでも開始できます。チャンネルのビットは、最下位ビットが0で始まるように番号付けされます。

チャンネルは、メッセージ概要に交互に異なる色で表示されます。

チャンネルのビットのどれかをクリックすると、チャンネルがハイライト表示され、リストボックスでチャンネル名が選択されます。チャンネルの外側を再度クリックすると、交互に異なる色の表示に戻ります。

2つのチャンネルの重複しているビットは、赤いX字記号でハイライト表示されます。メッセージ概要の上にある赤い表示は、エラーの状態を示します。エラーは、チャンネルビットがメッセージの64ビット範囲を超えても発生します。そのような場合、ビットは表示されませんが、赤い表示によってエラーの状態を確認することができます。

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