MAXのモード依存チャンネル
モード依存チャンネルによって、メッセージの一部を異なる情報に使用できるようになります。メッセージの一部に含まれる情報は、モードチャンネルの値によって異なります。特定のモード値でのみ有効なチャンネルは「モード依存チャンネル」と呼ばれます。
たとえば、5バイトメッセージのバイト0がモードチャンネルです。バイト0が値0を含む場合、バイト1および2には、速度を表す16ビット符号付き整数値が含まれます。バイト0が値1を含む場合は、バイト0は温度を表す8ビット符号なしの値、バイト2は圧力を表す8ビット符号付き値です。メッセージのバイト3および4は時間情報を含み、モード依存ではありません。
MAXでモード依存チャンネルを作成するには、以下の手順に従ってください。
- メッセージを右クリックして、マルチプレクサを作成します。
- マルチプレクサプロパティダイアログボックスで、モードチャンネルのプロパティを定義します。終了したら、OKをクリックします。
- 構成ツリーに表示されるマルチプレクサ項目を右クリックして、モードチャンネルの値(モード値)を定義するためにモードを作成を選択します。
- 構成ツリーで作成したモード項目を右クリックして、モードチャンネルに指定したモード値が含まれる場合のみ有効なチャンネルを作成するために、モードを作成を選択します。
同じマルチプレクサでの異なるモードチャンネルは、重複することがあります。新規のモード依存チャンネルは、以下の画像の新規チャンネルのように、MAXの構成ツリーにオブジェクトとして表示されます。