I/O変数値を強制する(NIスキャンエンジン)

NI Distributed System Manager

I/O変数値を強制する(NIスキャンエンジン)

I/O変数プローブを使用して、I/O変数値を強制することができます。I/O変数を強制すると、値を強制解除するまで、入力または出力、および変数のすべての関連付けられたエイリアスは強制された値を想定します。ハードウェアから入力がエラーを返して、関連付けられたI/O変数が強制されている場合、システムマネージャはエラーを表示しません。ただし、エラーによって故障が生成された場合は、LabVIEW は故障を登録します。出力がエラーを返した場合、システムマネージャはエラーを表示します。

メモ  複数のエイリアス上で複数のI/O変数をリンクさせ、その中でI/O変数の1つを強制すると、すべてのエイリアス上のI/O変数に強制値が適用されます。

I/O変数の強制を有効にする

以下の手順に従って、NIスキャンエンジンがインストールされたターゲット上のI/O変数の強制を有効または無効にします。

  1. システムツリーでスキャンが有効にされたターゲットをクリックして、オートビューでターゲットプローブを表示します。また、ターゲットをクリックして、プローブを選択して、別のウィンドウでターゲットプローブを表示することもできます。
  2. RT ターゲットのスキャンエンジンページには、I/O変数の強制がコントローラで有効であるかどうかを示す強制を有効化LEDが表示されます。
  3. 強制を有効化ボタンを使用して、強制を有効にします。強制を無効化ボタンを使用して、強制を無効にして、すべてのI/O変数値の強制を解除します。強制をクリアボタンを使用して、すべてのI/O変数値の強制をクリアします。
メモ  強制を無効にして、再度有効にした場合、強制をクリアボタンを使用して強制されたI/O変数すべてをクリアしない限り、強制されたI/O変数の値は、最後に強制された値に戻ります。

I/O変数値を強制する

以下の手順に従って、I/O変数値を強制または強制解除します。

  1. システムツリーでI/O変数をクリックして、オートビューのI/O変数プローブを表示するか、I/O変数を右クリックして、プローブを選択して別のウィンドウにI/O変数プローブを表示します。
  2. I/O変数プローブの新規値:セクションで、I/O変数に対して新規値を選択します。
  3. 強制ボタンをクリックして、I/O変数を指定した値に強制変換します。
  4. 強制解除ボタンをクリックして、I/O変数値を強制解除します。
メモ  個々のI/O変数の強制は、強制がターゲット上で有効の場合のみ適用されます。強制を有効化または強制を無効化ボタンを使用して、ターゲット上で強制の有効と無効を切り替えます。

I/O変数値をバッチ強制する

一連のI/O変数に対してバッチ強制を行うには、以下の手順に従ってください。

  1. ターゲットで強制を無効にします。
  2. 各I/O変数値を適切な値に強制します。
  3. ターゲットで強制を有効にします。