第II部〜知っていると便利な秀丸の機能
grepして置換
●grepして置換
「grepして置換」はgrepを実行して、マッチした箇所の置換を行い、上書き保存します。
設定次第では、バックアップを取らずに上書き保存してしまうこともあるので、注意が必要です。 (通常の置換と違い、「やり直し」で戻すことはできません)
[手順]
基本的な使い方(オプション等)は、「grep」と同じなので、そちらを参照してください。
grepと比較し、以下の箇所が異なります。
- 「置換する文字列」の入力欄が増えています。
- 「ヒットしない行」、「検索文字列の強調」は使えません。
- 「バックアップを作成」、「保存の前に確認」が追加されている。
「置換」と同じく、「検索する文字列」と「置換する文字列」は、複数行を入力可能にする事もできます。 詳細は「置換」-「補足」を参照してください。
「バックアップを作成」チェックボックス:
置換を実行しファイルを上書きする場合、バックアップファイルを作成するかどうかを設定します。「保存の前に確認」チェックボックス:
置換を実行しファイルを上書きする場合、問い合わせダイアログを表示するかどうかを設定します。
「検索」ボタン:
通常のgrepダイアログに切り替わります。「置換」ボタン:
ボタンを押すと、以下のダイアログが表示されます。
(最初のメッセージは、オプションの設定により替わる。画像は「バックアップを作成」がONの場合)
各種確認(チェックボックスをON)後、「OK」を押すと実際に検索/置換が始まります。
結果として以下のような内容が表示されます。置換した箇所にタグジャンプも可能です。
2_grepreplace.md(1): 2_grepreplace.md(7): ---------------- 2 個のファイルを検索しました。 1 個のファイルを全て置換して、上書き保存しました。 2 個の置換を行ないました。