第II部〜知っていると便利な秀丸の機能 自動保存

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Hidemaru Q and A

第II部〜知っていると便利な秀丸の機能
 自動保存


●自動保存

秀丸エディタでは、「自動保存」が可能です。

秀丸エディタではファイルを開いている経過時間ではなく、「更新された回数」と「遅延時間」 で 自動保存の条件、タイミングの設定を行います。

「自動保存」の設定は、「動作環境」-「ファイル」-「自動保存」から行います。 「自動保存」が表示されない場合は、「上級者向け設定」にチェックを入れてください。

自動保存のダイアログ

設定手順

自動保存を有効にするには、まず保存場所を指定します。

保存場所を設定

しない
自動保存を行いません。
テンポラリファイルに自動保存する
環境変数TMPで示されるフォルダに同じファイル名で保存します。
「エクスプローラ」ボタンで、テンポラリフォルダを開く事が出来ます。
ファイルを更新する
編集しているファイル自体を、保存・更新します。
指定フォルダに自動保存する

指定されたフォルダに、同じファイル名で保存を行います。
書き込み可能なフォルダを指定してください。 「…」ボタンで、ダイアログから選択する事も可能です。

Ver.8.88以降、指定フォルダの指定に環境変数が指定できます(バッチファイルで指定する場合と同じで、%で囲む必要あり)。 ただし、先頭部分のみ指定可能です。パスの途中に環境変数の指定は出来ません。

OK:  %USERPROFILE%\Documents\Hidemaru\AutoSave
NG:  C:\TEMP\%USERNAME%\Hidemaru\AutoSave


同じフォルダに違う拡張子で自動保存する
開いているファイルと同じ場所に、ファイル名 + “.SAV” という名前で、保存します。

以下は、各項目の共通内容になります。

  • 無題ファイルの場合は、“SAV〜”というファイル名で保存されます。
  • 秀丸エディタが正常に終了した場合、一時的に作成したファイルは削除されます。
  • 秀丸エディタの異常終了等で、自動保存の一時ファイルが削除されていない場合、 上書きは行われず “SAV〜” というファイル名で保存されます。

保存条件の設定

指定された「更新された回数」を越え、「遅延時間」で設定した時間、入力・操作がない場合、自動保存が行われます。

更新された回数

設定できるのは、1以上です。

「更新された回数」というのは、内容が変更された回数という認識で良いでしょう。

例えば、単純に10文字入力すると、10回更新した事になりますが、 コピーや貼り付け、やり直し、IMEが有効で日本語入力した場合など、 自分が更新したと思われる回数と一致しない場合がありますが、あまり気にしない事です。 目安程度に考えましょう。

遅延時間

設定できるのは、0〜40秒です。

遅延とありますが、一定時間、入力・編集など操作しない時間です。

つまり、「遅延時間」を設定した場合、連続で操作・編集していると、 「更新された回数」をすぎても保存されないので注意が必要です。

以下の2つの設定は、自動保存の設定が「ファイルを更新する」の場合、有効になります。

フロッピーの場合は自動保存しない
保存する場所がフロッピーディスクになる場合、動作が遅いので、チェックしておくと自動保存は実行されません。 (フロッピー自体、過去の遺物ですが)
自動保存しても「(更新)」は消さない
通常、ファイルに保存した場合、タイトルバーにある「(更新)」は消えますが、このチェックをON にすると、 自動保存時には、「(更新)」を消しません。
「遅延時間」が“0”(zero)の場合は、チェックがOFFでも、「(更新)」を消しません。

補足

  • 「更新された回数」を「1」に設定し、ある程度の「遅延時間」を設定しておくと、編集後、少し手を止めたときに、自動保存されます。 (「更新された回数」を「1」に設定した場合は、必ず遅延時間を設定しましょう。遅延時間を「0」にすると、編集するたびに自動保存が実行されます)
  • USBメモリは、書き換えの回数の制限があるため、自動保存の場所には指定しない方が良いでしょう。

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