レイヤの基本操作と、ジャンプアクションに関するタイムラインでの操作について説明します。
レイヤの基本操作
ステージに配置されたキャラクタを、個々に管理しているのが「レイヤ」です。基本的に、1つのレイヤに1つのキャラクタが管理されています。
レイヤは層を成しており、下層に配置されたキャラクタは上層に配置されたキャラクタによって隠されるときがあります。作業中この状況が不便を強いるのであれば、キャラクタの表示/非表示をクリックして、邪魔なキャラクタを非表示にすることができます。
上層のキャラクタを非表示にすると、下層レイヤのキャラクタの移動も容易になります。
ただ、上層レイヤのキャラクタとの位置関係を考えなければならないような場合、キャラクタを表示させておく必要があります。しかし、上層のキャラクタを表示したままだと下層のキャラクタは動かすことができません(上層のキャラクタが動いてしまう)。
そのようなときは、レイヤのロック機能を使います。キャラクタの位置をロックさせ、下層のキャラクタを動かすことができるようになります。
【 注意 】
複数のキャラクタを階層配置し、複雑な動きを実現するレイヤですが、あまり多層にわたってキャラクタを配置するのは避けたほうがいいでしょう。特にピクチャを使ってそのような設定を行うと、画像が表示された段階でメモリエラーとなり、アプリが異常終了してしまいます。
徐々に違う画像が出てくるといったような仕掛けには、登場する直前のフレームから配置するといった配慮が必要です。
フレームジャンプの設定
「フレームジャンプ」とは、そのアクションが設定してあるフレームに到達すると、あらかじめ指定してある別のフレームにジャンプし、アプリの流れが切り替わるというものです。
ジャンプ先のフレームにはキーフレームを設定し、ジャンプ先を示す「ラベル」を挿入しておきます。
ジャンプ先とするキーフレーム上で右クリックしてください。
ポップアップメニューが表示されたら、[ラベル挿入…]を選択してください。
「キーフレームラベル」ダイアログボックスが開くので、適当なラベル名を入力し[OK]をクリックしてください。
同一アプリでラベル名が重複してはいけません。
ラベルが挿入されたフレームには、黄色の(■)が表示されます。
ラベルが挿入されたら、フレームジャンプの設定をキーフレームのアクション設定で行います。「ジャンプ先」リストから挿入したラベルを選択してください。
なお、メインステージやサブステージの先頭へジャンプする場合は、ラベルの挿入は必要ありません。「ジャンプ先」リストから直接指定することができます。
【 参考 】
タイムラインのキーフレーム上だけではなく、ボタンキャラクタにフレームジャンプを設定することも可能です。複数のボタンキャラクタにフレームジャンプを設定し、ボタン毎にジャンプ先を変えれば、条件分岐を実現することができます。
【 注意 】
ボタンキャラクタを配置したレイヤがあるステージの場合、他のレイヤでフレームジャンプを設定するときには、ボタンキャラクタを配置したレイヤの、ジャンプ先フレームと同じ位置にキーフレームを設定する必要があります(ジャンプ先フレームがボタンキャラクタが配置されたレイヤのキーフレーム間にある場合)。