音声のプロパティの使用

音声のプロパティでは、音声の使用が可能なアプリケーションを初期化、カスタマイズするために音声認識、音声合成の両方のタブを使うことができます。これらの設定は、入出力デバイス、使用言語、テキストの読み上げに使う音声、単語認識の精度などの一般的な属性を制御します。個々のアプリケーションは音声について異なった実装を行っていることがあるため、アプリケーションごとのユーザーズ マニュアルを参照する必要があります。その一方で、いくつかの属性は音声エンジン、またはシステム全体に渡って複数のアプリケーションで共有されています。これらの共有して使用する機能については、音声のプロパティで設定を行います。

いくつかの優先的なオプションを設定したり、音声プロファイルを必要に応じてカスタマイズすることができます。しかし、多くのオプションは専用であったり、コンピュータ システムによって異なっていることがあります。したがって、いくつかのボタン、画面は状況によって同時には使えない場合があります。詳細については、コンピュータ、音声ソフトウェア、ハードウェア デバイスに付属のドキュメントを参照してください。

さらに、あらかじめ決定されているオプションを選択した場合、話し方に合わせてプロファイルを設定することができます。これには、発音やアクセント、話し方の特徴、新しい言葉や慣用句などを話す音声に適合するように音声認識をトレーニングすることを含みます。トレーニングには、トレーニング ウィザードを使います。10 分を超えない程度のトレーニングを行うことで、音声認識の精度が大きく向上します。システムは使用中にも調整を行い、時間の経過と共に認識精度が上がっていきます。音声認識についてそれぞれのプロファイルを使うことで、複数のユーザーが互いの設定に干渉することなく 1 台のコンピュータを共有することができます。