NI分類学習インタフェースチュートリアル
このチュートリアルガイドは、特定の画像のセットを使用して、分類エンジンでサンプルを分類する手順を説明します。このチュートリアルは、1つのクラスの様々な表現を分類するために必要な手順について説明します。
このチュートリアルには以下のセクションが含まれます。
分類エンジンでサンプルを分類する
分類エンジンでサンプルを分類するには、以下の手順に従ってください。
- NI分類学習インタフェースは、以下のいずれかの手順で起動します。
- Vision Builder for Automated Inspection(Vision Builder AI)またはVision Assistantを使用中の場合は、新規分類子ファイル/分類子ファイルを編集をクリックします。
- Vision Builder AIまたはVision Assistantを使用していない場合は、スタート→プログラム→National Instruments→Vision→Classification Trainingを選択します。
- 分類子をTutorial.clfというファイル名で保存し、OKをクリックします。
- チュートリアル画像は、以下のいずれかの手順で選択します。
- NI VisionおよびVision Assistant
- ファイル→画像を開くをクリックします。
- <Vision>\Images\Classification Tutorialに移動します。<Vision>は、NI Vision開発モジュールのインストール場所です。
- 以下の画像を選択します。
ヒント <Ctrl>キーを押しながら各ファイルをクリックすることで、複数の画像ファイルを選択することができます。すべてのファイルを選択チェックボックスを有効にし、指定したディレクトリのすべての画像を開きます。 - 開くをクリックします。
- Vision Builder AI
- <Vision Builder AI>\DemoImg\Classificationに移動します。<Vision Builder AI>は、Vision Builder AIのインストール場所です。
- 以下の画像を選択します。
ヒント <Ctrl>キーを押しながら各ファイルをクリックすることで、複数の画像ファイルを選択することができます。すべてのファイルを選択チェックボックスを有効にし、指定したディレクトリのすべての画像を開きます。 - 開くをクリックします。
ヒント 上記の各画像ファイル名をクリックすると、画像と関連したチュートリアルのステップが表示されます。上記のリストに戻るには、各画像をクリックします。 - NI VisionおよびVision Assistant
- 開くをクリックします。
- ナビゲーションボタンを使用して、Parts00.pngを表示します。
- 前処理オプションが正しく設定されていることを確認してください。2値化のメソッドにクラスタ化選択し、検索ドロップダウンメニューから暗いオブジェクトを選択します。
- 画像のボルトの周りにROIを描きます。
ヒント ボルト全体が収まるようにROIを描画するためには、他のオブジェクトの一部も含める必要がある場合もあります。ROIに他のオブジェクトの一部が含まれている場合に、分類エンジンを構成してボルトのサンプルを正しく分類するには、前処理タブにあるROIに接するオブジェクトを含まないを有効にする必要があります。 NI分類学習インタフェースには、前処理の設定に基づいたROI内にあるオブジェクトが表示されます。2値化にクラスタ化メソッドを使用する、そして暗いオブジェクトを検索するように前処理設定が構成されている場合は、ROI内のオブジェクトは青になります。
- クラスラベルリストから新規ラベルを追加を選択します。新規ラベルにボルトと入力します。
- OKをクリックします。
- Parts01.pngファイルを開きます。
- 画像のボルトの周りにROIを描きます。
- クラスラベル制御器がボルトであることを確認し、サンプルを追加をクリックします。
- 分類タブを選択して、分類子を学習をクリックします。
- Bolt00.pngファイルを開きます。
- 画像のボルトの周りにROIを描きます。
- 割り当てられたクラスレベル表示器がボルトであることを確認することによって、ROI内のオブジェクトが正しく分類されていることを確認します。1つのクラスのみしか定義していないため、分類スコアは1000です。
- Bolt01.pngファイルを開きます。
- 画像のボルトの周りにROIを描きます。
- 割り当てられたクラスレベル表示器がボルトであることを確認することによって、ROI内のサンプルが正しく分類されていることを確認します。
モーターを学習して分類するには、以下の手順に従ってください。
- ナビゲーションボタンを使用して、Parts00.pngを表示します。
- 前処理オプションが正しく設定されていることを確認してください。2値化のメソッドにクラスタ化選択し、検索ドロップダウンメニューから暗いオブジェクトを選択します。
- 画像のモーターの周りにROIを描きます。
ヒント ROIにモーター全体を含めるには、モーターの周りに描くROIに他のオブジェクトの一部も含める必要がある場合もあります。ROIに他のオブジェクトの一部が含まれている場合に、分類エンジンを構成してモーターのサンプルを正しく分類するには、前処理タブにあるROIに接するオブジェクトを含まないを有効にする必要があります。 NI分類学習インタフェースには、前処理の設定に基づいたROI内にあるオブジェクトが表示されます。2値化にクラスタ化メソッドを使用する、そして暗いオブジェクトを検索するように前処理設定が構成されている場合は、ROI内のオブジェクトは青になります。
- クラスラベルリストから新規ラベルを追加を選択します。新規ラベルにモーターと入力します。
- OKをクリックします。
- Parts01.pngファイルを開きます。
- 画像のモーターの周りにROIを描きます。
- クラスラベル制御器がモーターであることを確認し、サンプルを追加をクリックします。
- 分類タブを選択して、分類子を学習をクリックします。
- Motor00.pngファイルを開きます。
- 画像のモーターの周りにROIを描きます。
- 割り当てられたクラスレベル表示器がモーターを読み取ることを確認することによって、ROI内のサンプルが正しく分類されていることを確認します。
- Motor01.pngファイルを開きます。
- 画像のモーターの周りにROIを描きます。
- 割り当てられたクラスレベル表示器がモーターを読み取ることを確認することによって、ROI内のサンプルが正しく分類されていることを確認します。
分類子ファイルを編集する
分類子を編集タブを使用して、分類されたサンプルのサムネール画像および説明を表示します。
以下のリストには、分類子を編集タブにある各項目の説明が含まれています。
- 分類子ファイル詳細テキストボックスを使用して、分類子ファイルに関する説明を入力します。
- 再ラベルボタンを使用して、サンプルが属するクラスに変更します。
- 削除ボタンを使用して、ブラウザからサンプルを削除します。
- ブラウザ表示を使用して、学習したすべてのサンプル、または特定のクラスのサンプルのみを表示します。クラスのサンプルを表示することを選択した場合は、表示するクラス、そしてそのクラス内でサンプル表示器に表示するサンプル数を選択できます。
- クラス集団チャートを使用して、分類子ファイル内のサンプルの異なるクラスの各タイプの数と、サンプルの合計数を画像で表示します。
分類子ファイルを保存する
ここまで、いくつかのオブジェクトを分類しました。ここで、分類子ファイルを保存します。各分類子ファイルには、現在の状態の分類エンジンオプション、そして学習したサンプルが含まれています。
- ナビゲーションボタンを使用して、このチュートリアルで分類した画像を順に表示します。各画像を表示して、画像が属するクラスが正しいかどうかを確認します。分類子を編集タブで小さな画像にマウスを移動すると、クラス名が画像ウィンドウの下の右下隅に表示されます。
- 画像をブラウザから選択して、再ラベルをクリックすることによって、正しくラベルが付けられていない画像を再ラベルします。サンプルを再ラベルダイアログが開きます。新規ラベル制御器に画像の正しいラベルを入力します。
- 不要な画像を削除するには、ブラウザで画像を選択して、削除をクリックします。
- ファイル→分類子ファイルとして保存をクリックして、分類子ファイルのファイル名にTutorial.clfを入力して、保存をクリックします。