Apache HTTP サーバ バージョン 2.4
Apache モジュール mod_autoindex
説明: | Unix の ls コマンドや
Win32 の dir シェルコマンドに似た
ディレクトリインデックスを生成する |
---|---|
ステータス: | Base |
モジュール識別子: | autoindex_module |
ソースファイル: | mod_autoindex.c |
概要
ディレクトリのインデックスは二つの情報源のうちの 一つから生成できます:
- 普通は
index.html
と呼ばれる ユーザによって書かれたファイル。DirectoryIndex
ディレクティブでこのファイル名を設定します。 これはmod_dir
で制御されます。 - もしくは、サーバによって生成された一覧。
その他のディレクティブでこの一覧の書式を制御します。
AddIcon
,AddIconByEncoding
とAddIconByType
を使うことで、様々なファイルタイプに対してアイコン一覧を セットします。つまり、リストされたファイル毎に、 ファイルにマッチした一番最初のアイコンが表示されます。 これらはmod_autoindex
で制御されます。
望むならば、自動インデックス生成を完全に除去 (あるいは置換) できるように、この二つの機能は分離されています。
自動インデックス生成は Options +Indexes
を使うことで有効になります。詳細については、
Options
ディレクティブをご覧下さい。
もし FancyIndexing
オプションが
IndexOptions
ディレクティブに与えられているならば、
列の先頭は表示の順番を制御するリンクになります。
先頭のリンクを選択すると、一覧は再生成されて
その列の値でソートされます。
同じ先頭を続けて選択すると、交互に昇順と降順とになります。
これらの列の先頭のリンクは、
IndexOptions
ディレクティブの
SuppressColumnSorting
オプションで消すことができます。
"Size" でソートした場合は、用いられるのは 実際のファイルのサイズであって、 表示の値ではないことに注意してください - たとえ両方ともが "1K" と表示されていたとしても、 1010 バイトのファイルは必ず 1011 バイトのファイルよりも前 (昇順の場合) に表示されます。
Autoindex リクエストクエリー引数
Apache 2.0.23 で、
コラムソートのためにクエリー引数を再編成して、
新しいクエリーオプションのグループを導入しました。
出力に対するクライアントのすべての制御を効率的に抹消
できるように、
IndexOptions
IgnoreClient
が導入されました。
コラムソートのヘッダそれ自体が、 下記のソートクエリーオプションを付加する 自分自身を参照するリンクです。 下記のオプションのどれでも、 ディレクトリリソースへのリクエストに加えることができます。
C=N
は、ファイル名でソートします。C=M
は、更新日時、 ディレクトリ、ファイル名の順でソートします。C=S
は、サイズ、 ディレクトリ、ファイル名の順でソートします。C=D
は、説明、 ディレクトリ、ファイル名の順でソートします。O=A
は、昇順で表をソートします。O=D
は、降順で表をソートします。F=0
は、単純な表の書式にします。 (FancyIndex ではありません。)F=1
は、FancyIndex 表示の表の書式にします。F=2
は、表を HTML のテーブルを使った FancyIndex の書式にします。V=0
は、バージョンによるソートを無効にします。V=1
は、バージョンによるソートを有効にします。P=pattern
は、与えられた pattern に適合したファイルのみを表示します。
"P (パターンの P)" クエリー引数は、
通常の IndexIgnore
ディレクティブが処理された後に検査され、
ファイル名全てが、他の autoindex
リスト処理と同様の判定基準下に置かれ続ける
ことに注意してください。
mod_autoindex
のクエリー引数パーサ (解析) は、
認識不能なオプションにぶつかると即座に停止します。
クエリー引数は上の表に従って
正しい形式になっていなければなりません。
下の単純な例は、これらのクエリーオプションを 表します。これをそのまま切り取って HEADER.html ファイルに保存することもできます。 mod_autoindex が X=Go 入力にぶつかる前に 引数が全て解釈されるように、 未知の引数 "X" はリストの最後に置かれています。
<form action="" method="get">
Show me a <select name="F">
<option value="0"> Plain list</option>
<option value="1" selected="selected"> Fancy list</option>
<option value="2"> Table list</option>
</select>
Sorted by <select name="C">
<option value="N" selected="selected"> Name</option>
<option value="M"> Date Modified</option>
<option value="S"> Size</option>
<option value="D"> Description</option>
</select>
<select name="O">
<option value="A" selected="selected"> Ascending</option>
<option value="D"> Descending</option>
</select>
<select name="V">
<option value="0" selected="selected"> in Normal order</option>
<option value="1"> in Version order</option>
</select>
Matching <input type="text" name="P" value="*" />
<input type="submit" name="X" value="Go" />
</form>
AddAlt ディレクティブ
説明: | アイコンの代わりに 表示される、ファイル名で選択された代替テキスト |
---|---|
構文: | AddAlt string file [file] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
AddAlt
は、FancyIndexing
において、アイコンの代わりに表示する代替テキストを提供します。
file は、説明するファイルのファイル拡張子、
ファイル名の一部、ワイルドカード表現、完全なファイル名の
どれかになります。
string に空白がある場合は引用符 ("
か '
) で囲む必要があります。
この文字列は、クライアントが画像を表示できない場合や
画像のロードを無効にしている場合や
アイコンの取得に失敗したときに表示されます。
例
AddAlt "PDF file" *.pdf
AddAlt Compressed *.gz *.zip *.Z
AddAltByEncoding ディレクティブ
説明: | アイコンの代わりに表示される、MIME 符号化方法で選択された 代替テキスト |
---|---|
構文: | AddAltByEncoding string MIME-encoding
[MIME-encoding] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
AddAltByEncoding
は、
FancyIndexing
において、アイコンの代わりに表示する代替文字列を提供します。
MIME-encoding は有効な符号化、例えば
x-compress
です。
string に空白があるときは、引用符 ("
か
'
) で囲む必要があります。
この文字列は、クライアントが画像を表示できない場合や
画像のロードを無効にしている場合や
アイコンの取得に失敗したときに表示されます。
例
AddAltByEncoding gzip x-gzip
AddAltByType ディレクティブ
説明: | アイコンの代わりに 表示される、MIME タイプで選択された代替テキスト |
---|---|
構文: | AddAltByType string MIME-type
[MIME-type] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
AddAltByType
は、
FancyIndexing
において、アイコンの代わりに表示する代替文字列を設定します。
MIME-type は有効なタイプ、例えば
text/html
です。
string に空白があるときは、引用符 ("
か
'
) で囲む必要があります。
この文字列は、クライアントが画像を表示できない場合や
画像のロードを無効にしている場合や
アイコンの取得に失敗したときに表示されます。
例
AddAltByType 'plain text' text/plain
AddDescription ディレクティブ
説明: | ファイルに対して表示する説明 |
---|---|
構文: | AddDescription string file [file] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
FancyIndexing
において、ファイルに対して表示する説明を設定します。
file は説明するファイルのファイル拡張子、
ファイル名の一部、ワイルドカード表現、完全なファイル名の
どれかになります。
string は二重引用符 ("
) で囲まれます。
例
AddDescription "The planet Mars" /web/pics/mars.gif
通常のデフォルトの説明領域は 23 バイトの幅です。
IndexOptions SuppressIcon
オプションで 6 バイト追加、
IndexOptions SuppressSize
オプションで 7 バイト追加、
IndexOptions SuppressLastModified
オプションで 19 バイト追加されます。
ですから、デフォルトの説明コラムの最大幅は
55 バイトになります。
このコラムの大きさを上書きしたり、
説明が無制限長でもよいようにするための詳細に関しては、
DescriptionWidth
という
IndexOptions
のキーワードをご覧下さい。
警告
AddDescription
で定義された説明テキストは、タグや文字列といった
HTML マークアップを含むことができます。
もし、説明コラムの幅によってタグ付けされた要素が丸め込まれた
(太字の語句の最後が切れるといった) 場合、
出力結果は、ディレクトリ一覧の残りの部分に影響を与えるでしょう。
AddIcon ディレクティブ
説明: | ファイルに表示するアイコンを名前で選択 |
---|---|
構文: | AddIcon icon name
[name] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
FancyIndexing
において、
name で終わるファイルの隣に表示するアイコンを設定します。
icon は、(% でエスケープされた) アイコンへの相対 URL
か、他の書式 (alttext, url) です。
ここで alttext
は、非グラフィカルブラウザ向けにアイコンに付けられたテキストタグです。
name は、ディレクトリに対応する ^^DIRECTORY^^
か、空白行に対応する ^^BLANKICON^^
(一覧が正しく表示されるために) か、
ファイル拡張子か、ワイルドカード表現か、ファイル名の一部か
完全なファイル名です。
例
AddIcon (IMG,/icons/image.xbm) .gif .jpg .xbm
AddIcon /icons/dir.xbm ^^DIRECTORY^^
AddIcon /icons/backup.xbm *~
もし可能なら、
AddIcon
より
AddIconByType
を優先的に使うべきでしょう。
AddIconByEncoding ディレクティブ
説明: | ファイルに表示するアイコンを MIME 符号化方法で選択 |
---|---|
構文: | AddIconByEncoding icon MIME-encoding
[MIME-encoding] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
FancyIndexing
において、ファイルの隣に表示するアイコンを設定します。
icon は、(% でエスケープされた) アイコンへの相対 URL
か、他の書式 (alttext, url)
です。
ここで alttext
は、非グラフィカルブラウザ向けにアイコンに付けられたテキストタグです。
MIME-encoding は、有効なコンテントエンコーディング、
例えば x-compress
です。
例
AddIconByEncoding /icons/compress.xbm x-compress
AddIconByType ディレクティブ
説明: | ファイルの隣に表示するアイコンを MIME タイプによって選択 |
---|---|
構文: | AddIconByType icon MIME-type
[MIME-type] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
FancyIndexing
において、ファイルの隣に表示するアイコンを設定します。
icon は、(% でエスケープされた) アイコンへの相対 URL
か、他の書式 (alttext, url)
です。
ここで alttext
は、非グラフィカルブラウザ向けにアイコンに付けられたテキストタグです。
MIME-type は、要求されたタイプに該当する ワイルドカード表現です。
例
AddIconByType (IMG,/icons/image.xbm) image/*
DefaultIcon ディレクティブ
説明: | 特定のアイコンが何も設定されていない時に ファイルに表示するアイコン |
---|---|
構文: | DefaultIcon url-path |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
FancyIndexing
において、
特定のアイコンがない場合にファイルに表示するアイコンを設定します。
url-path は、(% でエスケープされた) アイコンへの相対 URL
です。
例
DefaultIcon /icon/unknown.xbm
HeaderName ディレクティブ
説明: | インデックス一覧の先頭に挿入されるファイルの名前 |
---|---|
構文: | HeaderName filename |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
HeaderName
ディレクティブは、
インデックス一覧の先頭に挿入するファイルの名前を設定します。
Filename は取り込むファイルの名前です。
例
HeaderName HEADER.html
HeaderName も ReadmeName
も両方とも現在は、filename
をインデックスされているディレクトリに用いられた URI
に対する相対 URI パスとして扱います。
filename がスラッシュで始まる場合は、
DocumentRoot
からの相対パスとなります。
例
HeaderName /include/HEADER.html
filename は
メジャーコンテントタイプが "text/*
"
(例えば、text/html
,
text/plain
等です。)
のドキュメントとして解決
されなければなりません。これはつまり、
もし CGI スクリプトの実際のファイルタイプが
次のディレクティブのようにして実際の出力とは異なって
text/html
としてマークされている場合、
filename
は CGI スクリプトを参照するかも知れない、
ということを意味します:
AddType text/html .cgi
Options
MultiViews
が
有効になっている場合は、
コンテントネゴシエーション
が行なわれます。
もし filename が (CGI スクリプトでない) 静的な
text/html
ドキュメントで解決され、
options
Includes
か IncludesNOEXEC
が有効になっている場合は、
ファイルはサーバーサイドインクルードで処理されます
(mod_include
ドキュメントを参照して下さい)。
もし HeaderName
で指定されたファイルが
HTML ドキュメントの開始部分 (<html>, <head>,
等) を含んでいたら、
IndexOptions
+SuppressHTMLPreamble
を設定して、これらのタグが繰り返されないようにしたいと思うでしょう。
IndexHeadInsert ディレクティブ
説明: | インデックスページの HEAD セクションにテキストを挿入する |
---|---|
構文: | IndexHeadInsert "markup ..." |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
IndexHeadInsert
ディレクティブを使って
インデックスとして生成されたHTMLの <head> セクションに
挿入する文字列を指定します。
Example
IndexHeadInsert "<link rel=\"sitemap\" href=\"/sitemap.html\">"
IndexIgnore ディレクティブ
説明: | ディレクトリ一覧を行なう際に無視すべき ファイルリストに追加 |
---|---|
構文: | IndexIgnore file [file] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
IndexIgnore
ディレクティブは、
ディレクトリの一覧を行う際に無視すべきファイルリストに追加します。
file は、
シェル形式のワイルドカード表現か完全なファイル名です。
IndexIgnore が複数ある場合は、無視するリストに追加が行われ、
置換は行われません。デフォルトではリストには .
(カレントディレクトリ) が含まれています。
IndexIgnore README .htaccess *.bak *~
IndexIgnoreReset ディレクティブ
説明: | Empties the list of files to hide when listing a directory |
---|---|
構文: | IndexIgnoreReset ON|OFF |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
互換性: | 2.3.10 and later |
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IndexOptions ディレクティブ
説明: | ディレクトリインデックスの様々な設定項目 |
---|---|
構文: | IndexOptions [+|-]option [[+|-]option] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
IndexOptions
は、ディレクトリインデックスの挙動を指定します。
option は次のどれかです:
- Charset=character-set (Apache 2.0.61 以降)
Charset
キーワードで、 生成されるページの文字セットを指定できます。 下位のファイルシステムが Unicode ベースかどうかに依存しますが、 デフォルト値は ISO-8859-1 か UTF-8 になります。Example:
IndexOptions Charset=UTF-8
- Type=MIME content-type (Apache 2.0.61 以降)
Type
キーワードで、 生成されるページの MIME コンテントタイプを指定できます。 デフォルト値は text/html になります。Example:
IndexOptions Type=text/plain
- DescriptionWidth=[n | *] (2.0.23 以降)
DescriptionWidth
キーワードは説明コラムの幅を文字数で指定することができます。-DescriptionWidth
(または非設定) で、mod_autoindex
が最適な幅を計算するようにできます。DescriptionWidth=n
で、コラム幅を n バイトに固定します。DescriptionWidth=*
は、最長の説明に合わせて必要な長さまでコラムを延ばします。- 説明を丸め込んだ場合特有の危険については
AddDescription
セクションをお読み下さい。 - FancyIndexing
- 飾り付きインデックスをオンにします。
- FoldersFirst (2.0.23 以降)
- このオプションが有効になった場合、サブディレクトリの一覧は
必ず最初に現われて、通常のファイルはその後に続きます。
一覧は基本的には、ファイルとディレクトリの二つの部分に分けられて、
それぞれは別々にソートされ、その後サブディレクトリを先にして
表示が行なわれます。例えばソート順が名前の降順になっていて、
FoldersFirst
が有効になっている場合は、 サブディレクトリZed
はサブディレクトリBeta
よりも前にリストされ、通常のファイルGamma
やAlpha
よりも前にリストされます。このオプションはFancyIndexing
も有効になっているときにのみ有効です。 - HTMLTable (実験的、 Apache 2.0.23 以降)
- この実験的なオプションは
FancyIndexing
とともに指定することで、 飾りの付いたディレクトリ一覧のためにテーブルを使った単純な表を作ります。 これは古いブラウザを混乱させるかもしれないことに注意してください。 WinNT やその他 utf-8 が有効なプラットホームのように、ファイル名や説明テキストが 右読みになったり左読みになりえる場合は特に必要です。 - IconsAreLinks
- これは、FancyIndexing において、 アイコンもファイル名へのリンクの一部にします。
- IconHeight[=pixels]
- このオプションが、
IconWidth
とともに 使われている場合は、サーバはファイルアイコンのためのimg
タグにheight
とwidth
属性を取り込むようになります。 これによって、イメージ全てをロードし終わるまで待たなくても、 ブラウザはページレイアウトをあらかじめ計算することができます。 このオプションに何も値が与えられなければ、Apache ソフトウェアで提供されているアイコンの標準の高さが デフォルトなります。 - IconWidth[=pixels]
- このオプションが、
IconHeight
とともに使われている場合は、 サーバはファイルアイコンのためのimg
タグにheight
とwidth
属性を取り込むようになります。 これによって、イメージ全てをロードし終わるまで待たなくても、 ブラウザはページレイアウトをあらかじめ計算することができます。 このオプションに何も値が与えられなければ、Apache ソフトウェアで提供されているアイコンの標準の高さが デフォルトなります。 - IgnoreCase
- このオプションが有効であると、ファイル名は大文字小文字を区別せずにソートされます。
例えばファイル名が昇順でソートされ、
IgnoreCase
が有効であれば、 Zeta は alfa の後にリストされます (注意: GAMMA は常に gamma の前になります)。 - IgnoreClient
- このオプションで
mod_autoindex
は、 クライアントからの全てのクエリー変数を無視するようになります。 これはソート順も含みます。 (つまりSuppressColumnSorting
も有効になります。) - NameWidth=[n | *]
NameWidth
キーワードでファイル名コラムの幅をバイト数で 指定できます。-NameWidth
(または非設定) で、mod_autoindex
が最適な幅を計算するようにできます。NameWidth=n
で、コラム幅を n バイトに固定します。NameWidth=*
は、必要な長さまでコラムを延ばします。- ScanHTMLTitles
- FancyIndexing のために、
HTML ドキュメントからタイトルを取り出すことを可能にします。
もしファイルに
AddDescription
で説明が与えられていなければ、 httpd はtitle
タグの値を読むためにドキュメントを読み始めます。 これは CPU や disk に負荷をかけます。 - ShowForbidden
- 通常 Apache はサブリクエストの結果が
HTTP_UNAUTHORIZED
やHTTP_FORBIDDEN
のファイルは一覧に表示しません。 このオプションを指定すると、そのようなファイルも一覧に表示します。 - SuppressColumnSorting
- もし指定されていれば、Apache は
FancyIndexing で表示されているディレクトリ一覧での
コラムの先頭を、ソートのためのリンクにしなくなります。
デフォルトの挙動は、リンクとします。
コラムの先頭を選ぶとコラムの値に従ってディレクトリリストを
ソートします。
Apache 2.0.23 以前では、これは同時に
ソート文字列のためのクエリー引数の解析も無効にします。
この挙動は Apache 2.0.23 では
IndexOptions IgnoreClient
で制御されるようになっています。 - SuppressDescription
- これは FancyIndexing におけるファイルの説明を消去します。
デフォルトでは、説明は定義されておらず、
このオプションを使うと他のために 23
文字の空白を稼ぐことができます。 ファイルの説明に関する情報は、
AddDescription
をご覧下さい。また、説明のコラムサイズを制限するDescriptionWidth
インデックスオプションもご覧下さい。 - SuppressHTMLPreamble
- 通常、
HeaderName
ディレクティブで指定したファイルを ディレクトリが実際に含んでいれば、標準的な HTML プリアンブル (<html>
,<head>
, 等) の後に、 モジュールはファイルの中身をインクルードします。SuppressHTMLPreamble
オプションは、 この挙動を無効にできて、 モジュールがヘッダーファイルの中身から表示を始めます。 この場合、ヘッダーファイルは正しい HTML 命令を含んでいなければなりません。 ヘッダーファイルが存在しない場合は、プリアンブルは通常通り 生成されます。 - SuppressIcon (Apache 2.0.23 以降)
-
これは FancyIndexing の一覧からアイコンを消去します。
SuppressIcon
とSuppressRules
と組合わせることによって正しい HTML 3.2 の出力が得られます。 HTML 3.2 の最終規格は、img
とhr
がpre
ブロックに入る (FancyIndexing 一覧で書式に使われています) ことを禁止しています。 - SuppressLastModified
- FancyIndexing 一覧において最終更新日時の表示を消去します。
- SuppressRules (Apache 2.0.23 以降)
- ディレクトリ一覧において水平区切り線 (
hr
タグ) を消去します。SuppressIcon
とSuppressRules
と組合わせることによって正しい HTML 3.2 の出力が得られます。 HTML 3.2 の最終規格は、img
とhr
がpre
ブロックに入る (FancyIndexing 一覧で書式に使われています) ことを禁止しています。 - SuppressSize
- FancyIndexing 一覧においてファイルサイズの表示を消去します。
- TrackModified (Apache 2.0.23 以降)
- これは HTTP ヘッダ中に、
ディレクトリの
Last-Modified
やETag
を含めます。 これは、オペレーティングシステムやファイルシステムが 適切な stat() の返り値を返す場合にのみ有効です。 いくつかの UNIX システム、OS2 の JFS や Win32 の NTFS ボリュームはそうなっています。 例えば、OS2 と Win32 FAT ボリュームはそうではありません。 この機能が有効になると、クライアントやプロキシはHEAD
リクエストを行うことによって、 ファイル一覧の変化を追跡することができるようになります。 オペレーティングシステムによっては、新規ファイルや 移動ファイルは正しく追跡するけれども、 ディレクトリ中のファイルのサイズや日付は追跡しないということに 注意してください。 既に存在するファイルのサイズや日付のスタンプが変化しても、 全ての Unix プラットホームでは、Last-Modified
ヘッダーを更新しません。 もしこれが重要であれば、 このオプションを無効のままにしてください。 - VersionSort (Apache 2.0a3 以降)
VersionSort
キーワードはバージョン番号を含んだファイルが 自然な方法でソートされるようにします。 文字列は通常通りソートされ、 それ以外の、説明や名前中の数となる部分文字列は その数値で比較されます。例:
foo-1.7
foo-1.7.2
foo-1.7.12
foo-1.8.2
foo-1.8.2a
foo-1.12番号が 0 から始まる場合は、端数と考えられます
foo-1.001
foo-1.002
foo-1.030
foo-1.04- XHTML (Apache 2.0.49 以降)
XHTML
キーワードを指定すると、mod_autoindex
は HTML 3.2 の代わりに XHTML 1.0 のコードを出力するようになります。
- 増減指定できる IndexOptions
-
Apache 1.3.3 では、
IndexOptions
ディレクティブの扱いで幾つかの大きな変化が導入されました。 特に、- 一つのディレクトリに対する複数の
IndexOptions
ディレクティブは、現在では一つにマージされます。<Directory /foo> IndexOptions HTMLTable
IndexOptions SuppressColumnsorting </Directory>の結果は、次の指定と同一の結果になります。
IndexOptions HTMLTable SuppressColumnsorting
- 増減構文 (すなわち、'+' や '-' の接頭辞が付くキーワード) の追加。
'+' や '-' 接頭辞の付いたキーワードに出会うとそれは、 その時点での
IndexOptions
の設定 (これは上流のディレクトリを受け継ぎます) に対して適応されます。 しかしながら、接頭辞の付かないキーワードが処理された場合は、 受け継いだオプション全てとそれまで出会った増減設定全てが 消去されます。次の例を考えてみてください:IndexOptions +ScanHTMLTitles -IconsAreLinks FancyIndexing
IndexOptions +SuppressSize最終的な効果は
IndexOptions FancyIndexing +SuppressSize
と同一です。 接頭辞の付かないFancyIndexing
でそれ以前の増減キーワードは無効になり、 その後の累積が始まるからです。あるディレクトリにおいて上位のディレクトリに指定された設定に影響されることなく
IndexOptions
を設定したい場合、+
や-
接頭辞の付かないキーワードで設定してください。 - 一つのディレクトリに対する複数の
IndexOrderDefault ディレクティブ
説明: | ディレクトリインデックスの標準の順番付けを設定 |
---|---|
構文: | IndexOrderDefault Ascending|Descending
Name|Date|Size|Description |
デフォルト: | IndexOrderDefault Ascending Name |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
IndexOrderDefault
ディレクティブは
FancyIndexing
インデックスオプションと併せて用いられます。
デフォルトでは、FancyIndexing
のディレクトリ一覧はファイル名の昇順で表示されます。
IndexOrderDefault
で、初期状態の表示順番を変えることができます。
IndexOrderDefault
は二つの引数をとります。一つ目はソートの方向を指示する
Ascending
か Descending
のいずれかです。
二つ目の引数は Name
, Date
,
Size
か Description
のいずれか一つのキーワードであって、1つ目のソートキーを指定します。
2つ目のソートキーは常にファイル名の昇順になります。
このディレクティブと SuppressColumnSorting
インデックスオプションとを組み合わせることで、
ディレクトリ一覧をある特定の順番でのみ表示するようにできます。
これは、
クライアントが別の順番でディレクトリ一覧をリクエストすることを防ぎます。
IndexStyleSheet ディレクティブ
説明: | ディレクトリインデックスに CSS スタイルシートを追加する |
---|---|
構文: | IndexStyleSheet url-path |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
IndexStyleSheet
ディレクティブは
インデックス表示に使用される CSS のファイル名を設定します。
例
IndexStyleSheet "/css/style.css"
ReadmeName ディレクティブ
説明: | インデックス一覧の最後に挿入されるファイルの名前 |
---|---|
構文: | ReadmeName filename |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | Indexes |
ステータス: | Base |
モジュール: | mod_autoindex |
ReadmeName
ディレクティブは、
インデックスの終わりに付け加えられるファイルの名前を設定します。
filename は挿入するファイルの名前で、
一覧の行われている位置から相対的なものとして解釈されます。
filename がスラッシュで始まる場合は、
DocumentRoot
からの相対パスとなります。
例
ReadmeName FOOTER.html
例 2
ReadmeName /include/FOOTER.html
より詳細にまでこの挙動について記述している HeaderName
もご覧下さい。