Apache HTTP サーバ バージョン 2.4
Apache モジュール mod_status
説明: | サーバの活動状況と性能に関する情報を提供する |
---|---|
ステータス: | Base |
モジュール識別子: | status_module |
ソースファイル: | mod_status.c |
概要
この Status モジュールによりサーバ管理者はサーバがどのくらい の性能で動作しているかを知ることができるようになります。 現時点でのサーバの統計情報を読みやすい形式で表した HTML ページが 表示されます。必要であれば、このページは自動的にリフレッシュさせる こともできます (互換性のあるブラウザを使用している場合)。 別に、現時点でのサーバの状態を単純な機械読み取り可能なリストで 表すページもあります。
表示される情報は:
- リクエストを扱っているワーカーの数
- アイドル (訳注: リクエストを扱っていない) ワーカーの数
- 各ワーカーの状態、ワーカーが扱ったリクエストの数、 ワーカーが送った総バイト数 (*)
- 総アクセス数と総バイト数 (*)
- サーバが起動もしくは再起動された時刻と動作している時間
- 平均の 1 秒あたりのリクエスト数、1 秒あたりの送られたバイト数、 リクエストあたりのバイト数 (*)
- 各ワーカーと Apache 全体で使用されている CPU の割合 (*)
- 現時点のホストと処理されているリクエスト (*)
"(*)" の付いている情報を表示するには
ExtendedStatus
が On
になっている必要があります。
Status を使用可能にする
example.com ドメインからのブラウザのみに対して
ステータスの報告を使用可能にするには
以下のコードを httpd.conf
設定ファイルに追加します
<Location /server-status>
SetHandler server-status
Order Deny,Allow
Deny from all
Allow from .example.com
</Location>
これで、サーバの統計情報をウェブブラウザを使って
http://your.server.name/server-status
をアクセスすることにより
知ることができるようになります。
自動更新
ブラウザが「リフレッシュ」機能をサポートしていれば、ステータスページを
自動的に更新するようにできます。N 秒毎に更新させるためには
http://your.server.name/server-status?refresh=N
というページをアクセスしてください。
機械読み取り可能なステータスファイル
http://your.server.name/server-status?auto
を
アクセスすることにより、ステータスファイルの機械読み取り可能なバージョンを
得ることができます。これは自動的に実行されるときに便利です。
Apache の /support
ディレクトリにある
Perl プログラム log_server_status
を見てください。
mod_status
がサーバに組み込まれている
場合、ハンドラの機能はディレクトリ毎のファイル
(すなわち、.htaccess
) も含むすべての
設定ファイルで使用可能になることには注意をしておく必要があります。
これは、サイトによってはセキュリティに関する望ましくない結果を
もたらすことがあるかもしれません。