File Mapping

Binary Editor Bz

File Mapping

 Ver1.5x以前は、ファイルをオンメモリで処理していたため、数10MBを越える巨大なファイルは、開くのに非常に時間がかかったり、正常に処理できませんでした。  Ver1.6では、巨大なファイルは「File Mapping」モードで開きます。

 File Mappingでは、ファイル中の参照した部分のみメモリへ読み込み、また修正した部分のみをファイルへ書き戻すため、巨大なファイルも迅速に処理可能です。

 ただし、File Mappingには、以下のような制限があります。

  • 4GBを越えるファイルは、最後まで読み込めません。(内部ポインタが32bitのため)
  • ファイルを開いた後に、リードオンリモードは変更できません。あらかじめ、[読込時リードオンリ]メニューを変更してから、開いてください。
  • ファイルのプロパティにリードオンリの属性がある場合には、リードオンリでしか開けません。
  • 編集可能の場合でも、ファイルサイズの変更を伴う編集はできません。上書きモードで16進数値の入力、およびペーストが行えるのみです。
  • File Mappingモードで編集すると、その結果は即座にファイルへ反映されています。終了時に「変更を保存しますか?」で「いいえ」を選んだ場合は、内部的にUNDOの処理を行い、開いた時点のファイルの内容へ戻しています。
  • File Mappingモード時は、アドレスが32bit表示になります。
  • File Mappingで開くファイルサイズの下限は、初期状態で1MB(1024KB)です。 [ツール]-[高度な設定]メニューで、このファイルサイズを変更できます。
  • File Mappingで開く場合のメモリ空間(View)のサイズは、ファイル全体をMapして失敗した場合には、[高度な設定]のViewサイズ(初期状態で64MB)になります。