Q&A -プレビュー

Metasequoia

Q&A -プレビュー

 Direct3DやOpenGLによるプレビュー表示を行う場合、ビデオカードのドライバのバグや相性などにより、問題が発生するケースが多くあります。以下の内容の他、ホームページのほうにも報告されている問題点を記載していますので、併せてご覧下さい。
 問題を回避するために、ビデオカードやチップのメーカーから出来るだけ最新のドライバを入手して使用することをお奨めします。


Q1.Direct3Dプレビューがまったく使用できない
Q2.OpenGLプレビューがまったく使用できない
Q3.OpenGL表示時に「SetPixelFormatに失敗」する
Q4.テクスチャが表示されない
Q5.Direct3D表示を行っている最中にアプリケーションエラー、またはOSそのもののハングアップが発生しやすい
Q6.材質設定で透明マッピングを設定しても3D画面に反映されない
Q7.半透明表示を行ったとき半透明ポリゴンの向こう側が正しく表示されない
Q8.材質設定で凸凹マッピングを設定しても3D画面に反映されない
Q9.下絵が表示されない
Q10.プレビューの画像をファイルに保存する方法は?


Q1.Direct3Dプレビューがまったく使用できない
A1-1.DirectX 8.0以降がインストールされていない
 Windows98/Me/2000のいずれかをお使いの方は、MicrosoftのDirectXサイトなどからDirectX 8.0以降を入手してインストールして下さい。(2007年2月現在では9.0cが最新です)
 WindowsNT4.0ではDirectX 8.0に対応していないので、Direct3Dプレビューは使用できません。
A1-2.ハードウェア描画に対応していない
 2001年頃より以前に発売されたデスクトップPCや、2003年頃までに発売されたノートPCでは、ビデオ表示機能としてハードウェア描画に対応していないものがあります。この場合はDirect3Dプレビューは使用できません。他の表示モードを利用してください。
A1-3.ディスプレイドライバの不具合
 ビデオカードやチップのメーカーから最新のドライバを入手してインストールして下さい。入手法がわからない、または最新のドライバに更新しても解決しない場合はハードウェアアクセラレータのレベルを下げてDirect3Dのアクセラレータを無効にしてください。(アクセラレータの変更方法
A1-4.256色表示である
 256色表示時には使用できません。ハイカラー(16ビット)またはフルカラー(24、32ビット)表示で使用して下さい。
A1-5.その他
 原因不明。
Q2.OpenGLプレビューがまったく使用できない
A2-1.ディスプレイドライバの不具合
 ビデオカードやチップのメーカーから最新のドライバを入手してインストールして下さい。また、それでも解決しない場合はハードウェアアクセラレータのレベルを下げてDirect3Dのアクセラレータを無効にしてください。(アクセラレータの変更の仕方
A2-2.256色表示である
 256色表示時には使用できません。ハイカラー(16ビット)またはフルカラー(24、32ビット)表示で使用して下さい。
A2-3.その他
 原因不明。
Q3.OpenGL表示時に「SetPixelFormatに失敗」する
A3-1.DLLが常にロードされていない
 環境設定で[DLLを常にロードしておく]をチェックしてからMetasequoiaを再起動すれば大丈夫な場合があります。
A3-2.その他
 原因不明。
Q4.テクスチャが表示されない
A4-1.ビデオメモリが足らない
 Direct3DまたはOpenGL表示モードでは、ビデオメモリ(VRAM)に限りがあるため、空き容量が不足すると表示されなくなります。
 対策としては
  • テクスチャ用の画像のサイズを小さくする
  • 画面の解像度や色数を下げる
  • ビデオメモリが多いビデオカードに買い換える
  • メニュー[ファイル][環境設定]の[プレビュー]欄で[テクスチャの最大表示解像度]を小さい値にする
などがあります。ただし、表示はされなくてもマッピング画像の設定自体は有効なので、状況によっては気にしなくてもいいかもしれません。
A4-2.ビデオカードがテクスチャに対応していない
 1998年頃までに発売されたビデオカードでは、テクスチャ表示に対応していないものがあります。この場合、ビデオカードを交換するか、またはソフトウェア表示モードを使用してください。
A4-3.テクスチャ用の画像ファイルが適切なフォルダに置かれていない
 メニュー[ファイル][環境設定]の[マッピング画像フォルダ]で指定されているフォルダに画像ファイルを置く必要があります。
A4-4.[テクスチャ表示]にチェックがされていない
 メニュー[表示][テクスチャ表示]にチェックされていないとテクスチャは表示されません。
A4-5.ディスプレイドライバの不具合
 A1-2に同じく。
A4-6.その他
 原因不明。
Q5.Direct3D表示を行っている最中にアプリケーションエラー、またはOSそのもののハングアップが発生しやすい
A5-1.ディスプレイドライバの不具合
 ソフトウェア表示を使用してください。
Q6.材質設定で透明マッピングを設定しても3D画面に反映されない
A6-1.表示設定にチェックがされていない。
 メニュー[表示]の[色・光源を正確に表示]と[テクスチャを表示]にチェックをして下さい。
A6-2.マルチテクスチャに対応していない
 Direct3D表示モードで透明マッピングを表示するには、ビデオカードがマルチテクスチャに対応している必要があります。2000年以前に発売されたビデオカードではマルチテクスチャに対応していないものが多くあります。
A6-3.その他
 原因不明。
Q7.半透明表示を行ったとき半透明ポリゴンの向こう側が正しく表示されない
A7.仕様です
 半透明の状態でポリゴンの前後関係を正しく表示するには計算コストがかなり大きくなるため、現行バージョンでは不正確でも高速性を重視して半透明ポリゴンは必ずしも正しく表示されないことがあります。
 どうしても表示を正確に近づけたい場合には、半透明ポリゴンを別のオブジェクトに分離して、奥にあるオブジェクトをオブジェクトパネル上で先頭に、手前にあるオブジェクトを下のほうに順序を入れ替えれば、比較的良好な結果が得やすくなります。
Q8.材質設定で凸凹マッピングを設定しても3D画面に反映されない
A8.仕様です
 将来的にはサポートされる可能性もありますが、現状ではどの表示モードでも凸凹マッピングは表示されません。[レンダリング]での結果にも反映されません。
Q9.下絵が表示されない
A9.[下絵]ボタンが押されていない
 各ビューのタイトル部の[下絵]ボタンを押し下げてください。
Q10.プレビューの画像をファイルに保存する方法は?
A10-1.「Print Screen」キーで取り込む
 Windowsの機能である「Print Screen」キーを押して画面全体をキャプチャし、他の画像編集ソフトでクリップボードから「貼り付け(ペースト)」してください。
A10-2.「メニュー」−「レンダリング」
 レンダリング機能が搭載されており、BMPやJPEGなどの汎用的な画像形式で保存することができます。