上級2値化を設定する

NI OCR Training

上級2値化を設定する

上級2値化タブを使用して非線形2値化メソッドの追加オプションを設定します。2値化タブのモード固定範囲を選択した場合、上級2値化タブのオプションは使用できません。

2値化の詳細なオプションを設定するには、以下の手順に従ってください。

  1. 2値化の計算にOCRで使用するしきい値の制限を指定するには、下限値および上限値を使用します。
  2. 線形および非線形の2値化計算で使用するブロック数を入力します。
  3. 2値化の計算で速度が優先される場合、速度優先を有効にすると2値化の計算をより高速に実行することができます。ただし、この設定では精度が低下します。2値化の計算で精度が優先される場合、速度優先を無効にすると、精度が向上します。ただし、2値化の計算速度は遅くなります。

    速度優先を有効にした場合、バイモーダル計算も同時に有効にして、OCRで2つのピクセル輝度レベルで占められている画像の上限と下限の2値化レベルを両方とも計算することができます。バイモーダル計算を有効にすると、OCRは2値化タブの文字で選択したピクセル輝度レベル設定を無視します。

    ヒント  ROIのオブジェクトが適切に分割されない場合は、2値化、上級2値化、サイズと間隔タブで設定を調整してください。