LOAD_PSVSET

LANSA Composer

LOAD_PSVSET


このアクティビティは、指定のPSVファイルに含まれる1つまたはそれ以上のPSVセット(処理シーケンス変数セット)から処理シーケンス変数をロードします。

このアクティビティは反復アクティビティのため、このLOAD_PSVSETの下の処理ロジック・ネストはPSVセットがロードされるたびに繰り返されます。場合によっては、この処理がPSVセットを1度だけしかロードしないという使い方もあります。例えば SAVE_PSVSET アクティビティを使用して作成されたPSVファイルをロードする場合などです。この場合、このアクティビティの下に関連する処理命令をネストするかどうかは、ユーザーの選択となります。

それぞれのPSVセットからロードする処理シーケンス変数の数や、PSVセットの数にはもともと制限はありません。しかし、このアクティビティは大量データを処理するルーチンを目的にしていないため、試みるとパフォーマンスに影響する恐れがあります。

このアクティビティにより処理されるPSVファイルには、1つまたはそれ以上のPSVセット(<psvSet>エレメント)が存在します。ただし、SAVE_PSVSET アクティビティにより作成されたPSVファイルには、常に1つのPSVセット(<psvSet>エレメント)しか含まれません。また他の方法(例えば変換マップの出力など)で作成されたPSVファイルには複数のPSVセット(処理シーケンス変数セット)が含まれます。

PSVファイルについては、以下を参照してください。

処理シーケンス変数の保存、ロードおよび変換

注: このアクティビティは、PSVファイルからロードする前に処理シーケンス変数や変数リストをクリアしません。これは特に変数リストの場合は重要です。例えば処理シーケンスに既に&my_listという名の30件のエントリーが含まれており、同じ名前のリストがPSVファイルから15件ロードされたとしても、残ったリストにはまだ30件のエントリーが残ります。この場合、LOAD_PSVSETアクティビティは最初の15件の値のみを置換したことになります。PSVファイルからロードするエントリーだけを含む変数リストをロードする場合は、CLEARLISTアクティビティを利用してください。また、このアクティビティの反復機能を(複数のPSVセットのロードに)利用している場合、各反復の最後にCLEARLISTアクティビティが繰り返されている必要があります。

INPUTパラメータ:

PSVFILEPATH :必須

このパラメータで、読み込むPSVファイルのパスと名前を指定します。

PSVSELECT :任意

このアクティビティによって読み込まれるPSVファイルに複数のPSVセット(<psvSet> エレメント)が含まれる場合、このパラメータを利用して、1つのPSVセット(処理シーケンス変数セット)をロードすることもできます。そのためには、特別な値'*FIRST'を指定し、PSVファイルの最初の処理シーケンス変数セットを選択するか、<psvSet>エレメントのid=属性の値に一致させるid値を指定します。idを指定した場合、一致の際は大文字と小文字が区別されます。このパラメータが指定されない場合の省略値は'*ALL'で、アクティビティは処理シーケンス変数セットがPSVファイルに存在する度に反復します。

OUTPUTパラメータ:

PSVINDEX:

このOUTPUTパラメータ には、反復ごとにPSVファイル内の現在のPSVセットのインデックスが格納されます。PSVSELECTパラメータにid値を指定した場合、選択されたPSVセットがファイルの最初でない場合は戻ってくるインデックスは1とは限りません。

PSVSETID:

このパラメータには、反復ごとに読み込まれた現在のPSVセットの<psvSet>エレメントのid=属性の値が格納されます。

PSVCOMMENT:

このパラメータには、反復ごとに読み込まれた現在のPSVセットの<psvSet>エレメントのcomment=属性の値が格納されます。